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R1.08.17(SAT)
2019年08月17日
こんにちは。
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
お盆は、ゆっくりとお過ごしになられましたか?
前エントリーのPlug_twoと同じく、信号待ちで白目を剥いているPlug_oneです。さて、連日、吉本興業や煽り運転(・・・アレは、はたして煽り運転というのか、、、)の
話題で持ち切りですが、そんな中で参院選が行われ、れいわ新選組の船後靖彦さんと
木村英子さんが見事に当選されました。まずは、
「おめでとうございます」
当事者の方々が議員になるというのは喜ばしいことです。
我々も、代弁者として、利用者の方々の想いなどを伝えようと努力していますが、
情けない話ですが、なかなか国や市町村、世間の皆様に届かないのが現状。。。
そんな中、当事者の方々が議員として、国会に一石を投じることになるのです。マスコミをはじめ、色々な声が聞こえてきますよね。
「議員活動中の介護費用は、自己負担にするべきだ」
「国会議員だからといって特別扱いはおかしい」
などなど・・・。色々な意見があって、当然ですが、少し疑問に思うのが、
「いや、選挙で国民が選んだ議員なのですよ?」っていう処。
あと、「なぜ、このような話が、今まで議論されてなかったの?」という処。今回の参院選の投票率が、48.80%。
え、、、国民の半分も行ってない???っていうのも驚きですが、
そんな低投票率の中で、投票をしているということは、
やはり「政治」に関して、関心や期待がある人達が投票されたということ。中には「山本太郎氏に担ぎ出された、いいように使われている」なんて言う人も・・・。
それでも、議席を取れるということは、それだけ、そこの政党の「政策」に共感して
投票をした人が多かったということになります。
その政党の代表が、今回、船後さんと木村さん。そうやって、ルール通りに行われた「結果」に対して、
「後出しジャンケン」のようなことを言うのは、少し筋が違うのではないかな?と思います。まぁ、普段、どこにでもいますよね、みんなで色々と決める時には何も言わないで、
後になって、自分の都合の悪いことが起こるとブツブツ言う人・・・
大嫌いですわ、そーゆー人、、、、おっと、脱線しかけた。苦笑。
少し前で、我々の業界でもてはやされた「合理的配慮」という言葉。
まさに、今、国としての「合理的配慮」が問われてることになりますよね。
そのような声に対し、木村議員は、
「制度の改正には、時間がかかる、この大きな問題を改善していくために、
私たちがこれから国会の中で頑張って取り組んでいきたい。」と、仰っています。
障がい者分野をはじめ、福祉の世界に明るい未来がくるように、
大変でしょうが、船後さんと木村さんに頑張って頂けるように、
障がい者サービスを行なっている我々もお二人の応援と、
日々の利用者様への支援を頑張っていかないといけません。先日、WEBを、ぼんやりと見ていると、この件に関して、
桂春蝶師匠のお話をがありました。支援者として考えさせられる内容だったので、
お借りして、ここに掲載させて頂きます。
【桂春蝶の蝶々発止。】
今回の参院選で話題をさらった、れいわ新選組の山本太郎代表。
その主張の是非はさておき、私は彼に「真の革命家」の気配を感じました。れいわから参院議員に初当選した、難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」患者の舩後靖彦、
重度障害者の木村英子の両参院議員が1日、国会に初登院しました。声を出せない舩後氏は、介助者が文字盤を使って
「皆さまのご期待に応えられるようになります」とコメントしました。
木村氏は「制度の改正には、時間のかかるこの大きな問題を改善していくために、
これからは国会の中で頑張って取り組んでいきたい」と語りました。かつて、これほどまで話題になった初登院があったでしょうか?
2人は登院するだけでも大変です。
しかし、それは世の中のバリアフリー化へ、より理解が深まることでしょう。
議長の投票は介助者が代筆したそうです。
これは介助の世界に進もうとする人をより増やすことにつながるかもしれません。議員活動中の介助費は当面、参院が負担するそうです。
そういった、今まで話し合われることもなかった議論の扉が開かれたのです。私は山本氏のすごさは、マスコミやSNSを巧みに活用し、
世間を「攪拌(かくはん)」させたことだと思います。
彼の発想力と行動力は世の中を変えていく。
何より野党に求められる本質とは、保守勢力という「凝り固まった概念」を
壊すことにあるのではないでしょうか?一部の野党が問題なのは、政権与党よりも「凝り固まった概念化」が進んで、
化石化してしまっているところです。
社民党なんてもはやアンモナイトですからね(笑)。れいわはその点、やることが斬新なので支持者が増えるのはすごく分かります。
だから、今日はあえて言いたい。
ネット記事で見たのですが、舩後、木村両氏の初登院時、報道陣が取材しようと集まると、
支援者らが「障がい者は見せ物じゃないから写真は撮るな」と叫び出したそうです。マジで「何考えてるの?」って思いました。
参院議員ですよ? 国会議員ですよ? 撮られるのも仕事でしょ?
そして、その姿が世に出ることで「障害者」への理解が深まる。
そういうのも含めて政治家になってるんじゃないんですか?その後も、支援者と報道陣は国会正門前で緊迫した雰囲気になったそうです。
空気読めてないにも程がありますよ。彼らは全てをさらす覚悟をして議員になったんじゃないですか?
一部の支援者は、逆に彼らの覚悟を踏みにじってるのではないでしょうか?山本氏はそこのところ、支援者を教育せなあきません。
間違った正義が革命の足を引っ張ってはならないと思います。
さて、本当の「支援」って何でしょうね?
その人にとって、必要な「支援」とは?
支援側のエゴで動いていませんか?